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大佛次郎記念館(横浜市中区)
透明水彩 B3(364×515mm) 2007年5月制作
横浜「港が見える丘公園」に絵を描きに行ってきました。
建物のある風景画を描くのはひさびさです。
この洋館は大佛(おさらぎ)次郎記念館。大佛次郎氏は鞍馬天狗・赤穂浪士などを書かれた横浜生まれの作家です。
周りのローズガーデンはまさにバラ満開で、平日とはいえ多くの人が絵を描きに来ていました。 バラだけを描く人もいましたが、お天気は良いものの強風が吹いていたので、こういう日は風になびく花を描くより、建物を入れて風景を描くほうが良いと思います。
白い洋館とはいえ、影の壁面がクリーム色にみえたので色をつけてみましたが、難しいことを実感。白いものは花でも建物でも難易度が高いようです。構図については奥行きが出るよう工夫して、本当はこの位置だと見えない小道を手前右に持ってきて入れました。
「白いものを汚くならないように描くにはどんな所に気をつければよいのでしょう」というご質問をある人からいただきましたが、白いものでも明暗や色合いがあるのです。それと他のフォルムとの明暗のコントラストですね。それを見つければ良いと思います。この建物も特に白いと思って描きませんでした。色がいっぱい見えましたから。
作品は現場で3時間で8割描き、家で加筆して完成させました。デジカメでなるべく撮らないようにしています。写真に撮ると安心してしまうし、写真があると細かな所が気になってきて、後で余計に筆を入れてしまうのではと感じています。 2007.5.28

